東京の都市計画【その1/3】
江戸時代の初めは「天海」と言う僧侶がこの都市計画を担っていました。
彼は重要な3大事業を行いました。
1.
上野寛永寺を設立し、江戸の鬼門を潰します。
2.
五色不動を配置し江戸の街に結界を張ります。
五色不動は、江戸時代には今の位置ではなく、その配置に基づくと、五色不動と皇居(江戸城)と等々力不動で、北斗七星を形作っているのが解ります。
もちろん方角から判ると思いますが、等々力不動は江戸の裏鬼門を潰しています。
3.
江戸城のお濠も意味があります。
よく見ると、実は濠の役割を果たしていないのが解ります。
囲っているのではなく、「の」の字になっているのです。
空いているのは海側で、外界からの魔をくるりと廻して、海に受け流す設計になっています。
幕末に海から来た黒船にやられたのは、海からの魔に無防備だったからとの説もあります。
この様に都市計画を説明すると、以下の3点に要約されます。
・鬼門を潰す。
・囲いで結界を張る(その外側の気を受け流す)。
・図形で結界を強化する。
これも面白いので、ご参照を→風水都市ものがたり・東京
→ 東京の都市計画【その2/3】へ続く・・・