コード進行は昔の話
カミさんが『ユーミンの何が凄いの?』と聞いてきた。
『転調』と答えたが、『転調なんか、大体の曲はやってるじゃん?』とか言っていた。
カミさんは音楽には造詣が深いけど、時代背景とかも知らないとこの辺はわからないかも知れない。
例えば、ユーミンの2枚目のシングル「きっと言える」(1973年)。
(ちなみにB面はかの有名な「ひこうき雲」)
曲中、ずっと転調を繰り返しているのがわかる。
もちろん、メロディーは破綻していない。
むしろ、メロディー先行で転調せざるをえない構成となっている。
聞いただけで、コード進行がわかる人がどれだけいるのか?
ちょっとギターをカジったぐらいのオレには、全然わからない(笑)。
実はこの前にフォークブームが一世を風靡した。
当時の大学生の下宿部屋には、必ずと言っていいほどフォークギターが立てかけてあった。
ギターのコードを5~6コ覚えれば、大抵のフォークソングは弾き語れる。
そう言ったフォーク世代にとって、この曲は衝撃的だったと思う。
コード進行で混乱したオレが言っているんだから、間違いない!*゚∀゚)ノ
これ以後、フォーク人気は下降して、この新しい音楽→ニューミュージック全盛の時代へと突入する。
その転換期を作ったのが、ユーミンだと言える。
ユーミンが時代に与えた衝撃はすごいでしょ?d( ̄▽ ̄)
ユーミン自身も意識してか、フォークギターとGパン(←フォークシンガーの象徴)は、人前では封印した。
まあ彼女自身、「いちご白書をもう一度」なんて単純なコード進行(フォークへのオマージュ?)の曲も書いているから、正に転換期だったと言ってもいいかも知れない。
まあ、オレはどっちかというと、中島みゆき派だったけれど、、、
P.S.
高校時代だったかな?
オレが「きっと言える」について語っていたときに、その友人は、ユーミン転調の最高峰は「Cobalt Hour」だと言っていた。
確かにこれもコロコロ変わるよね。
P.S.
有名どころではこれ、「中央フリーウェイ」!
これもユーミン転調の最高峰!