憲法9条改悪に反対します。
2007.10.14 @gooブログ******************
戦後60余年、日本は一切他国との戦争してきませんでした。
これは世界に誇るべき事で、実際にこの間、何らかの戦争に巻き込まれなかったのは、日本と北欧の一部の国のみである。
誠にもって、平和憲法は、日本を戦禍から救ってくれた有り難いお題目である。
日本が戦争に巻き込まれなかったのは、平和憲法のおかげではない、日米安保のおかげだと言う論調をしばし見かけるが、果たしてそうなのだろうか?
実は両方正しいと思う。
戦争には大別すると、侵略戦争と防衛戦争(被侵略戦争)の2種類がある。
売ったケンカと売られたケンカである。
防衛戦争が無かったのは(日本が他国から攻め込まれなかったのは)、明らかに日米安保のおかげである。
まあ、たいした資源があるわけでも無し、切迫した領土問題があるわけでも無し、攻め入ってもたいした収穫もない国なので、
日米安保のおかげだとは言い切れない面がありますが、
やはり、日米安保が防衛戦争に巻き込まれなかったと言っても過言ではないでしょう。
しかしながら、侵略戦争をしなかったのは、平和憲法のおかげだと思います。
平和憲法が無くても、日本が侵略を行うとは、到底考えられないと言う人もいるでしょう。
私もそう思います。
侵略して領土拡大という時代でもないし、近隣諸国は一癖も二癖もありそうな国ばかりなので、
侵略戦争なんかする訳はないと思っています。
そう、自発的にはね...。
自発的にはやらなくても、親分の言うことには逆らえません。
親分とは言うまでもなく、アメリカ合衆国です。
「あの国を俺のものにしたいから手伝えよ」と言われてしまえば、日本は、全くもって、断ることはできない立場にいるんです。
同じ立場にいる韓国を見てみれば解ります。
ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガニスタン戦争、今回のイラク戦争。
韓国軍創設依頼11回(国連PKOも含めるので、全てがアメリカのためではないですが)も、戦争に参加しています。
顧みて日本の参戦は0回、今回のイラク戦争も復興支援と給油のみにとどまっています。
これは平和憲法の効果に他ならないと思います。
アメリカは、日本の敗戦と同時に、日本が二度とアメリカに立ち向かわせないために、軍の放棄をうたう憲法を押しつけた。
そして、その憲法が改変されないような文言(第96条)も入れた。
しかしこれが逆説的に伝家の宝刀になってしまったのです。
重要なのは、アメリカが押しつけたと言うところがミソ。
「ウチは平和憲法のおかげで、出兵できませんから」と言えばいいだけ。
この台詞でアメリカは黙りこくってしまう。
我々は平和憲法によって、戦争にかり出されるのを逃れていると言える。
最近、憲法改正の動きが活発になってきた感があります。
改悪してもいいのかなぁ?
憲法を改正しても、平和憲法(自衛権のみに限定とする)にすれば問題ないじゃんと思っている人が大勢いると思います。
でも、改正したら駄目なんですよ、どんな形にしたって。
先ほども言いましたが、現状の憲法は、「アメリカが押しつけた」ってところがミソ。
そして、「憲法が改変されないような文言(第96条)も入れた」ってところが、ミソ2。
どんな形にしても改正したが最後、アメリカは派兵を要求してきます。
ウチは自衛権のみですから、なんて理屈は通りません。
それはお宅の事情でしょ。憲法を再改正でも何でもして、派兵してね!しょう・ざ・ふらっぐ。
と言われたら、日本は断れません。
そうなんです。
あくまでも、アメリカが押しつけた平和憲法である必要があるのです。
改憲手続きを行った後の同じものでは駄目なんです。
自衛力を強化して、アメリカ依存を解消して、
日本が本当の意味で独立してからでないと、改憲はしてはいけません。
******************2007.10.14 @gooブログ
しかし、長いなぁ。
今なら、同じ内容を1/3~半分ぐらいで書けるよ♪
要はアメリカが押しつけたので、戦争に協力しなくてもアメリカは文句を言えない。
日本が真の独立を果たすまで、この状態のままが居心地がいい。
でも、最近アメリカに追い詰められて、法改正しちゃったね。
まあ、オヤビンには逆らえないけど、もう少し上手くやったら良かったんじゃん?